パティシエ職人の毎日…
たぶん、アルバイトだけど、わたしの根っこに職人気質なところがあって、
休憩なんてとってられっか、ってな感じで仕上げに没頭してしてしまうところあり、気がついたら、あらこんな時間!ってな感じです。
じゃあ、自分が超絶器用か?というとそうでもない。
そもそも自分が思っている以上に老化現象はあって、20代前半の器用な方の習得スピードにはまったくかなわない、
ショックだけど現実だわ。
1メートルの塀の上からジャンプして問題なく着地出来ると思ったら、すんなりいかずに足腰がぐにゃりとして手をついて着地、あやうく身体ごと地面に叩きつけられそうになったた30代前半のあのときのような感覚です。
自分はできると思っているけれど身体はついていっていないという、ギャップがそこにあるわけです。
小指の爪の先程のチョコレートやピック、シロップでぬるぬるのフルーツををつまんでバランス考えて飾り付けけるのって、
わたしにとっては、客観的に見ると、はじめは苦戦していたようです。
それでも3ヶ月やったら、それなりに早くできるようになってきました。
ひとつできるようになると、他のこともできるようになるから不思議。
はじめは、チョコのカットに1時間もかかっていたのに、いつの間にか10分やそこらで、前よりもキレイに切れるようにもなってるし
クリームやソースの仕込みもスポンジのカットもコツをつかんだし、ケーキも真っ直ぐ均等に切れるようになってますし、!
もう毎日、仕事自体が脳トレですな。
それにしても、区切りというものはどうしてこうも3刻みなのか?ひとつのケーキの仕上げの習得に石の上にも3ヶ月、3年やったら、順調にいけば、12種類のケーキが作れるようになってるってことか?
それでも焼きの工程とか、材料の吟味とか販路開拓とかいろんなことをセルフでわかってできるようになるには、あともう3年とかってなるんだろうな、
けど、はじめから器用で要領の良い人は、どうなんだろ?
よーく観察していると、わたし、はじめっから早い場合、どっか勝手に引き算してることが往々にしてあるなと気づいっちゃったの
たぶん、職人ははじめは時間がかかる人のが向いてる、
だってそこには、品質にもこだわりたいという正直な気持ちがあるから、(私の場合、老化現象も拍車をかけていたのだが…)
早くやるコツさえ覚えたら、品質にもこだわりながら早くできるようになるから、
やっぱり、食べ物扱うからには、心意気が重要だと思いますね。
ああ、わたしが、あと20年若かったら修行積んでみたいなーっ