【断捨離すれば…】賃貸快適スマートライフ

築30年以上の賃貸マンション、素敵スマートな暮らし方を考えるブログです。

カウンセリングの話、平木典子 著

わたしには、なかなか捨てられない本があります。


f:id:keefir:20210926151915j:image

この本です。「カウンセリングの話」

 

なぜ捨てられないのだろうと思いながら、もう一度この本をめくってみました。

 

そして最後の方のページの、

 

カウンセラーの倫理…、

 

ここを読んだら捨てようという気持ちになりした。

 

この著者は、カウンセラーの倫理として

 

  1. 公的責任と自己の領域
  2. クライエントの福祉
  3. プライバシーの尊重

 

大きくこの三つを掲げており…

 

まず1について…

  • 倫理綱領に従って職業を遂行することが必要
  • 自分の能力の限界をよく知り、責任をもって他の機関やカウンセラーに紹介すること。

 

次に 2については、

  • カウンセラーの選択やカウンセリングの継続や中止に関して、クライエントの自由を保障すること。
  • 自分の家族や友人のカウンセリングは引き受けないこと。
  • カウンセリングの場所と時間はきちんと決めること。

 

3については、

  • 事前に秘密保持について伝えること。
  • 自傷、他傷の可能性のある場合、または特に虐待の疑いのある場合は本人の承諾を得て、関係者に伝えること。
  • カウセリングは基本的人権を尊重し、個人の価値と尊厳への敬意に裏付けされた援助行為である。

 

私も、人の悩みに寄り添う立場になった時があります。

 

正直なところ、その時の私の心は揺れに揺れていました。

 

どうしても心の中に我がでてきてしまうし、保身にも走りたくもなり、

 

人に寄り添うことは、とても責任が伴うのとだと思うと同時に、

 

自分の人権も意識せざるを得ない気持ちが生じ…自分を恥じたり、悔しがったり、

 

悩める人を丸ごと受け止めるのは、なかなかのことと感じました。

 

それに、時としてカウセリングは必要なときもあるのだろうけど、

 

最終的には、自分で自分をカウンセリングしていけるようにしていくことが、

 

社会全体としては、よいのではないのかなぁ思ったのでした。

 

それから、また別の話ですが、カウンセラーとしてではなく、

 

他のビジネスをやるにしても「カウンセラーの倫理」は参考になるように思います。

 

なかなか、そんなふうにわたしも、できないので、備忘録としてココに残して、本とサヨナラします。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございますm( __ __ )m