こちら「ママの人生」は外資系企業で世界ナンバーワンの実績をあげた、営業の、和田裕美さんの実話を元にした小説です。
小説なんだけれど、私にとっては女の子の育て方バイブルです。
子どもが小さい時には本当に付き添い入院で片時もそばを離れなかったけれど、
それは私が、搾乳でおっぱいあげなきゃいけなかったりとかそういう理由があったからです。
ある程度に育ったら子どもに考えさせて歩かせて、ママは距離を置いた方が良いのかもしれないなって思うきっかけとなりました。
家族ってなんでしょうね?
私はやっぱり食べ物かなって思います。
やっぱり家族が望まないような変な食べ物って出し続けていたら家族は仲が悪くなります。
自分自身も振り返ってみて、家族関係がおかしくなってきたころ、家のご飯が凄いまずくなっていたんです。
家族が、色んな考えを持って色んなところに行って、また家に戻ってきて、
家で唯一ほっとできるのが食事の時でないでしょうか?
大きくなって価値観が変わっても同じものを食べることが唯一の共有できる時間なのではないでしょうか?
兄が進学で家を出て、祖父が亡くなり、祖母が痴呆症になって、お母さん、サボったわけではないのだろうけれど
毎日お弁当で山ほどご飯を食べる兄がいなくなり、
何でも美味しいと言って食べてくれる祖父がいなくなり、
祖母の治療で忙しくなり、
お母さんができないなら、私が代わってあげられればよかったのだろうけれど
私にはご飯は作れなかったし、ちょっとやっぱり色々あってかなり無理だことだったんです。
その頃、高校生の私はお腹は空いてるけれども、美味しく食べられないというジレンマをかかえ、過敏性腸症候群にもなっていたし、体の調子が本当に悪かったです。
成績も下降線をたどりました。
心身ともに充実していた時には食も充実していたように思うのです。
うどんや蕎麦は祖母の手打ちだったし、めんつゆは、ソウダガツヲの荒節でとったつゆだったし、買ってきたお惣菜やレトルトなんかは滅多に食べなかったし、ハンバーグやパスタやグラタンとかちゃんと色んなメニューを作ってくれていましたし、フルーツも山ほど食べていました。
そんなわけで、小説の中にも食の話がちらほらと出てきまして、あー、やっぱり食って目だだないけと影響大だし、大事なんだなぁって思います。
わたしが、ママって何だろうねって思う人全ての人に読んでもらいたいおすすめの小説です。
ぜひ、読んでみてくださいね!