最近、読んだ本で印象に残ったのがこちら
ルポ、教育困難校。
話の舞台は高校で実話を元にしたドキュメンタリーとなっています。
この本を読んでもらえばわかるんだけど、
この本に書いてあることは、高校だけの話ではないということです。
ただし、それは困難とはよばれず学級崩壊と表現される、それです。
教育困難校に赴任するかしないかというのは、学級困難級を担任するかしないかというのと、ひょっとすると状況がよく似ているんじゃないかなぁ。
高校は偏差値というもので困難を予測するわけよね、
つまり崩壊は天災、困難は予測可能。
困難と知りながらクラスをつくり、のちに崩壊と呼ぶという悲劇の連鎖…
こどもにしてみれば、これを高校に置き換えれば、a子ちゃんとb子ちゃんの学力は同じなのに、a子ちやんは県内トップ高校、bちゃんは困難校は進学、
そしてその後の学習環境に天と地ほどの差が発生…
という笑うに笑えない状況が義務教育現場に起きているのだとすれば…
偏差値、実績…その他多数の数字で子どもを集める私立の小中学校に子どもをいれたいと思う親の気持ちもわかる気がしてくる…
なかなか一筋縄でいかんのですよね…。