私の衣装ケースの中には、痩せてスッキリしたあかつきに、
着てみて見せびらかしたい服、突然死した時にも恥ずかしくない服が詰まっていることになっている。
ピチピチになったTシャツはほとんど着れる見込みのないまま奥の方に…
少し色褪せてるくせに、それでもいつかそれを着たいという夢を持ち続けて、私は生きている。
普段よく着る4、5枚のTシャツはどれも、身幅の広いゆるゆるデザインで、やせるまでの間に合わせで買ったはずのスーパーブランド。
そんなわけで、今日は、痩せた時に見せびらかしたいか?突然死した時に中身を見られてもう恥ずかしくないか?
この視点に立って衣類を洋服を間引いてみた。
このオレンジの長Tシャツがかろうじて着れた頃を思い出す…。
キレイなオレンジ。
形よりも色に魅せられた。
服は絵の具。パレットの絵の具だ。
はい、防災頭巾も一緒に…さようなら~