TPOと私のふだんの生活スタイルからして、
やっぱりコレは、身分不相応のものと判断したお洋服を返品するために電車にのりまして、
ゆらゆら気持ちよくウトウト
目的駅で目が覚めて、あやうく乗り過ごすところで、電車を飛び降り、
改札出たあとに気づいてしまった衝撃の事実、
電車の中に紙袋と傘、置き忘れ!
駅員さんに事情を話すと、すぐさま遺失物届けと折り返しの駅で座席を確認してもらえるとのこと…
しかし、ここて問題が…
折り返し時に私が乗っていたかもしれない車両と座席だけを確認するとのこと。
そんなの覚えてるわけないじやん!
寝ぼけまなこて電車を飛びおりてのだから。
とこころのなかで叫びつつ、
当てずっぽうの車両と降車ドアと座席を伝えて、確認してもらうと、
案の定、なし。
駅員さんだって忙しいのはわかる、
落とし物の面倒なんて、本来の業務じゃないんだろうし、直前、利益につながるわけじゃないし、
面倒な乗客だし、
それで相談した駅員さんは、私に遺失物センターの連絡先が書いてあるちっちゃくてペラペラの薄い紙を私に手渡し、
折り返してくる電車は◯時◯分の◯◯行きです、と伝えると、
その後の私の質問には、
そんなの知るか!っていいたいのをこらえるかのように、
そんなのわかりません、と突き放すように冷たく事務的に言うばかりであった…。
そうだ、悪いのは自分だ。
駅員さんは、最大限の努力をしてくれた、
これ以上の対応は、ムリなんだ…、
あとは自分で探すしかない。
寒さをこらえホームで折り返してくる電車を待つことにした。
数十分後、折り返しの電車がやってきた。
わたしは、一番ハジッコの車両に乗り込み、一両一両、
自分の荷物と傘を探して行った。
4両目ぐらいだったかと思う。
二十代後半ぐらいのお兄さんが私の傘と荷物のよこに窮屈そうに座っていた。
私、すみません、
これ、私の。
と言って
傘と荷物を取って、
きまり悪いためとなりの車両に移り、次の駅で電車を降りた。
よかったーーーーーーー!!!!!
と声を大にして叫びたい!
日本に生まれてよかった。
日本がまだ平和でよかった。
駅員さん、ありがとう。