本の自炊では本を裁断してスキャナーで読み込みますが、もう一度製本して、紙でも利用できるようにしたいと思うこと増えてきました。
そのため、わが家では、最近、製本機を導入しました。
問題集などはデータで取り込んでおけば、いつでもPDFで印刷ができて便利です。
製本するには専用の製本カバーを使うか、製本用の背表紙の厚みに合わせた棒状の製本のりをつかいます。
私はとりあえず一番使用頻度の高い背表紙の厚みが7ミリ前後の製本カバーと、一番幅の狭い棒状の製本のりを取り寄せて、製本してみました。
製本カバーの方は初めてでも失敗することなく、製品したい、冊子を製本カバーに挟み込んで本体にセットするだけで乱丁落丁もなく比較的スムーズに製本することができました。
幅の狭い製本糊のほうは、7枚から8枚のA4コピーを製本するのに使っています。
3センチ幅くらいのマスキングテープを背表紙の高さぐらいに切って、製本をしたい紙の端っこに半分ぐらい残して貼り付けて、中央の背表紙に当たる部分に製本糊をスティックのりでかりどめしして、残ってマスキングテープを反対側の表紙に貼り付けます。
この時点ではまだ製本糊が溶けていないので、逆さまにするとパラパラと紙が落ちてしまいます。
背表紙を下にして平らなテーブルの上でトントンと整えてからとじ太くん本体にセット。
45秒が経過するとブザーが鳴って、出来上がりです。
あとは背表紙ところが冷えるまで、とじ太んの本体の冷却台に載せておきます。
この方法はちょっと慣れるまでコツが必要です。
製本カバーが割高ですが本体が1万円以内で買えるのは魅力的です。
ここまでは、とじ太くんを製本に使うオーソドックスな使用方法ですが、
実は、このとじ太くん、
本の製本だけではなく、実は本の解体にも使えてかなり便利です。
本の自炊をするために、最近裁断機を購入したのですが、安全面と見た目や保管スペースのことも考えて、家庭用の小型タイプを選びました。
それがこちら、
この裁断機、持ち手がついていて持ち運びぶときも安全に運ぶことができるので、気軽に使いたい時にだけ引っ張り出してこられて、
とても使い勝手が良く、気に入っています。
しかし、6ミリぐらいまでの厚さまでしか裁断できないので、それ以上厚みがある本は分解をして裁断しなければなりません。
そんなときに、とじ太くんの出番です。
背表紙のノリを熱で溶かすのにとても使い勝手がよいのです。とじ太くんの方はまあまあの厚みのある本まで大丈夫。
背表紙の縦の長さより少長めのクッキングシートで背表紙をすっぽりおおって温めるようにすれば、とじ太くんの内部を溶けたノリで汚すことなく、背表紙のノリを柔らかくして本を解体することができます。
コツは、45秒たつと、ブザーが鳴るので、冊子を取り出したら、
手早く表と裏の背表紙を裏返してまとめて本から引き離します
納豆のように糸を引きますが、躊躇せずにあわてずに素早くやります。
背表紙をとったら、冊子部分を裁断できる厚さに素早く分割します。
必ず、背表紙をとるのが先です。
あとは、裁断機にかけてスキャナーで読み込みます。
スキャナーは、こちらを使用♪
どんどん書類を飲み込んでくれるから、スマホで1枚1枚とるより断然らく!
それで...、ここまでらやると、
わたしも当然ながら、
必ず、ある考えが浮かんでくるのです。
これって昔の勤務先の会社の複合コピー機と裁断機使えば1発で解消じゃんか、ってね...。
でも、今のわたしはもうそのようなところでは働いてないし、そういうところにいた時には、そういう考えもアタマによぎりましたが、不思議と自炊欲がわいてこなかったのです。
おうち暮らししていると、なんかやりたくなる感じ。
だから会社が裁断機とかコピー機とかの事務機器を、一般人にも有料で貸してくれるシェアリングサービスをはじめてくれるとよいなとマジで思います。
自宅内の紙類を最小限にすべく、紙の撲滅運動は続きます...。